白く細く儚く…

確か天気予報では雪だったはずの昨日。
朝から快晴で、やっぱりCooらしい日となりました。

Cooが駆け回っているように見えた朝の雲

Cooの身体を乗せての最後のドライブ

Cooの火葬は、移動火葬車にお願いしました。
でもうちの辺りは今、雪で道路が狭くなっているので前田森林公園駐車場で待ち合わせた後、裏側にある指定場所で行うことに。

夕方になっても透き通った空

三日月がポッカリ…

今まで11年間大切に思ってきたこの身体。
血管肉腫は体内で熱を発生させるガンのようで、Cooはずっと暑がってもいました。
なのにやっぱり火をつけなくてはいけないのかと直前でとても不憫に思えて、そしてもうCooのなめらかな毛並みを撫でることが出来ないのかと思うと堪らなく寂しくて…
Cooにキスして耳元に「ありがとうね。大丈夫、側に居る…」と言った後も、いっそ中止したい気持ちでベソをかいて硬直しているうちに扉は閉められました。

Cooに触れられるのはもうこれが最後…

わ「閉じ込めて何をするの?」

そして火葬が始まり、泣きながら辺りをわんさと散歩していると、ある程度歩いた所でわんさが立ち止まり急いで引き返しました。
車のところに戻ると私達の車ではなく、火葬車の周りをウロウロ…

わ「・・・」

わ「Cooちゃんは?」

私とわんさの車に戻り、お祈りを唱え終わった頃Cooの火葬も終了しました。
2時間くらいと聞いていましたが、1時間半弱で終了しました。
あっという間でした。

扉を開けて現れたCooの骨は、驚くほど細く小さく儚いものでした。
血液系のガンのためか崩れてしまっている部分が多いように思います。
足、胴体、腕、頭部、のど仏の順番にお骨揚げをし、無事に終了しました。

帰宅すると更に新たな花束が届き、おかげさまでCooの祭壇はとても華やかになりました。
本当にありがとうございます。
とても小さくなってしまったCooですが、もう身軽になったので虹の橋でお友達と一緒に駆け回れることでしょう。
そしてもうお留守番も車で待機もすることなく、どこにでもノーリードでいつも一緒にいることも出来るでしょう。

おかげさまで華やかなCooの祭壇が出来ました

Cooの温もりを感じて…

Cooの病気が発覚した時、景色の色が変わったように感じました。
Cooに触れられなくなってしまった今、世界が変わってしまったように感じます。
紛れもなく人生最大の悲しみです。
本質は魂と分かっていても、わたし達はやっぱり寂しいよCoo…



Cooのことを想い、色んな方がブログで綴ってくださって、読むごとにグシャグシャになりながらも感謝の気持ちでいっぱいです。
我がことのように悲しんで慈しんで下さり、本当にありがとうございます。
また、様々な形で頂いているわたし達への思いやりに個別にお礼を申し上げるのが遅くなっており、誠に申し訳ありません。

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6 Comments »

 
  • やっこ より:

    その姿が傍にあるうちは、そこに見えるうちは
    そこで触れれるうちは、零れ出さない思いが
    きっときっと、いっぺんに零れ出したんだろうな。
    この瞬間が、ものすごく、ものすごく …
    辛いと思う。

    私はまだ経験したことがないけれど。
    桂子さん、すっごく頑張ってる。
    月並みな 頑張ってる って言葉だけど
    ほんと、頑張ってる。

    これからは、ずっと心で生きるよね。

    膝の上に乗せてドライブした、Cooの
    温かみや、唇を舐めてくれる時の呼吸が
    ずっとずっと蘇るよ。

    • kworca より:

      姿があるうちは、まだ生き返る気がして…
      姿がなくなるとどこかに行ってるだけのような気がしています。
      この日は、Cooを連れてわんさとどこかへ逃げたくなってました。
      でも「辛い」というのとは少し違うのですよ。
      辛いという意味では、治してあげられなくて段々弱っていく
      Cooの姿を見てる闘病中の方がそうだったかもしれません。
      Cooはもっともっと辛かったに違いありません。

      いつかは迎えなくてはいけないと決まっていて、
      今まで何度も想像したりしては悲しくなっていましたが、
      実際この時を迎えてみると、想像していた状態とは違って
      今までに経験したことのない、表現しようのないものです。
      頑張ってるわけではなく、ただ流れていってます。

      私だけでなく、Cooのことをいつまでも
      忘れないでいてくれる人がいることがCooが生きた証なのかもしれません。
      ありがとうございました。

  • ポッキーママ より:

    気の利いた言葉が、なにも見つからない私で、
    コメントに残す言葉が見つからなくって・・・ごめんね。
    COOちゃん、COOちゃん、
    落ち着いたら、ポッキーやアースにも会いに来てね!
    わんさちゃん、寂しくなるけど、
    桂子さんをよろしくね。
    桂子さん、いっぱい悲しんで、寂しくなって、泣いて、
    そして、思い出して、笑ってくださいねっ!!

    • kworca より:

      私も今までそうだったので、お気持ちよく分かります。
      実際気の利いた言葉なんて何も無いのですよ。
      こうして何かしらお言葉を頂けるだけで十分ありがたいです。

      今まで、大切にされていたワンちゃんの訃報を聞く度に、
      どんなに尽くしてもその時は来るのだと突きつけられてる気がして
      怖くもありました。
      そして、やっぱりCooの番がきてしまったのです。
      正直もうちょっと先だと思っていたのですけどね…
      でも色々な面でCooの気遣いが感じられる最期だったと思います。
      そして毎日わんさにも気遣ってもらっていますよ。

      Cooは律儀な犬でしたから、そちらにも遊びに伺っていることと思います。
      もしかして、ポッキー君とアース君にお土産として
      大雪を連れていってしまったのかもしれませんね。
      そちらも積もったのでしょうか?
      はしゃいで追いかけっこしてるのかなぁ…

      本当にありがとうございました。

  • けいこしゃん、
    今日COOちゃんのこと知りました。
    大切な家族を天国に送ったけいこしゃんに、
    なんと言葉をおかけしたらよいのかわかりません。
    どうか神さまが、
    けいこしゃんとわんさちゃんの悲しみを、
    癒してくださいますようにお祈りします。

    けいこしゃん、
    COOちゃんはこれからもずっとけいこしゃんとわんさちゃんと共にいるよ。
    きっとまた会える日が来ると信じています。

    • kworca より:

      きっと驚かせてしまいましたよね。
      私の力不足でCooを病死させてしまいました。
      これから、顔が白くなって、足腰も弱っていくCooの
      老犬介護を楽しみにしていたんですけどね。

      お気遣いもありがとうございます。
      Cooは文句なしで天国の入国審査をパスしてるので、
      あとは私もその資格を得てCooをまた抱きしめられるように
      頑張らなくてはいけませんよね。
      Cooとわんさと私は3匹で、ようやく一人前ですからね〜

 

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