また一難…

今週は酪農大で、わんさの定期検診がありました。
前回10mm程だった肝門リンパ節の腫れが、ちょっと気になりつつ病院へ。
風が強くて高速でしばしハンドルを取られましたが、引っ越して少し近くなったので時間通りに着きました。

受付を済ませて、恐らく今日も時間が掛かるので病院裏まで軽くお散歩。

わ「散歩!散歩〜」

わ「あ、見つかった…」

この辺も少しずつ雪が解けてはきてますがまだ表面がキレイなので、わんさは嬉しそうにゴロゴロしていました。
続いて、ズボズボ埋まりながらも元気にボール遊びっ

わ「ひゃはっ じゃあ、やろうか!」

わ「ちょっと埋まる〜」

ひとしきり遊んだところで満足して待合室へ。
今日も一段と混んでいて、検査に呼ばれるまでそれから2時間。(汗)

わ「持ってあげるよ」

わ「今日もいっぱいだね」

いつものように最近の状態を伝え、リンパの腫れが気になっていること、しばらく胆嚢の状態を診ていないのでそれもお願いしました。
そして「他に気になっていることはありませんか?」と再度聞かれたので、「そういえば、単に炎症だと思うのですが…」と、腕のイボを取ってもらった直後から腫れている肘のことを話して、わんさを託しました。
先生から「今日は特に混んでいるので2時間は掛かると思います。昼食でも取って下さい。」と言われていたので、その間に運転免許証の住所変更に行ったのですが、もしかしたら早く終わってるかも…と思うとやっぱり何も食べずに早めに病院に戻っちゃいました。

結局2時間半程掛かって検査を終えたわんさが「がんばったよぉ〜!」アピールしながら戻ってくると、何やら待合室の柱にFIX。
コンクリートの柱のブツブツ模様が、虫が留まっているのだと勘違いしたようで、動かないのがとっても不思議そう。(笑)

わ「あ!ムシムシだっ」

わ「おかしいなぁ…」

何度かペロをくり返し、ようやく虫ではないことが分かると、途端につまんなくなったようで、しきりに「帰ろうよ」アピールが始まりました。
検査結果を聞くまで更に1時間程掛かったので、さすがの病院好きわんさも飽きてしまったようです。

わ「思い切って… えいっ」

わ「もう、帰ろうよ…」

その辺を歩いたり車に乗ったりして何とか誤魔化し、ようやく呼ばれると今日は廉澤教授の姿が…
いつもは担当してくれている先生のみなので、ちょっと嫌な予感がしました。
良いのは当たらないのに嫌な予感は当たるもので、診察室に入ると教授の口から「腕から肥満細胞腫が見つかりました」と。

そもそも肥満細胞は人間にも存在する細胞で、虫刺されや花粉など外部からの異物に反応して患部に炎症を起こし、免疫機能を高め、その異物を退治したり、鼻水を流させて体外に押し出したりして、体を守る重要な働きをしているものだそうです。
人はガン化することはまずないそうですが、シニア世代の犬猫は発生しやすい悪性腫瘍です。
腫れやイボや脂肪種っぽい場合もありますし、虫刺されっぽい場合もあり、表面的にはさまざまで一見しただけでは分からないのですが、細胞診してみれば目玉焼きのような特徴的な形をしているのではっきりするそうです。

わんさの右腕に出来ていたイボは、以前に肥満細胞腫の疑いがあるということで病理検査してもらって『付属器母斑』という良性の結果が出ていたのですが、それを除去したことで刺激を受け炎症が起こった部位に集中した肥満細胞腫が腫瘍化してしまったのか、もしくは元々良性腫瘍に隠れて存在していたのか…色々思いを巡らせますがその辺は分かりません。
ただ現状としては、右腕に特徴的な肥満細胞腫が確かに存在すること、大学病院の精密エコーで診ても転移はどこにも確認されないこと(念のため他にも存在する良性脂肪種とされてきたものも今回改めて調べてくれたのですがそれらは間違いなく良性でした)、食欲もあり元気なこと、ただ時々呼吸が荒くなることとたまに軟便になること、腫れている部分はとても柔らかく範囲が確認出来ること、などがあげられます。
ちなみに気になっていた肝門リンパ節の方は、大きさに変化が無いので心配ないとのことでした。

肥満細胞腫はステージとグレードによってその後の対処が異なってくるのだそうですが、いずれにしても手術は必要とのことで、来週11日に手術が決まりました。
右肘の部分だけではなく、今は大丈夫であっても必ず肥満細胞腫からの脱顆粒が飛ぶ脇のリンパ節も取り除くので、また数日入院です。
肥満細胞腫は出来るだけ広範囲を取り除くことが望ましいそうですが、わんさの場合は右腕の肘の部分なので完全に取り除くのが難しいと予め分かっているので、その後の放射線治療と抗がん剤も視野に入れなくてはいけません。
でも正式な病理検査で判明する肥満細胞腫の種類によっては、飲み薬だけで効き目があるものもあるそうです。
今週中には判明するかもしれないと言われていたのですが、今日になっても出なかったので、週明け手術前には分かるでしょう。

わ「ようやく帰れるよぉ〜」

わ「帰ったら何食べよっかなぁ…」

今度の日曜日はイースターです。
わんさもまた復活出来るよう、お願いします…

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4 Comments »

 
  • burnethill より:

    一難去ってまた一難ですねぇ~
    でもわんさちゃんは最高に医療を受けられて幸せです。
    きっと今度も復活間違いなしでしょう。

    頑張れぇ~

    北海道はまだまだ雪ですね。こちらは気温だけは低くても積雪が少ないので助かります。
    まだ最低気温は氷点下の日が多いのですけど、そろそろ春の足音が聞こえてきました。

    • kworca より:

      応援ありがとうございます〜
      ほんと難題は次々に襲ってきますね。
      それもこれも私にも問題があるのだと思うと、責任を感じずにはいられません。
      飼い主の責任、改めて感じていますよ。

      でもそうですね。
      為す術が無いと言われたCooの時は、本当に切なかったです。
      Cooがきっと「私の分も!」と言って、導いてくれてるのだと思います。
      精一杯応えねばっ

      こちらも今日「積雪ゼロ」と気象庁から発表があったようです。
      所々残雪はありますけど、大学病院との行き来が頻繁になるので
      昨日タイヤはもう夏タイヤに替えました。

      そちらも一層良い季節がやってきますねぇ〜
      もう一度、わんさを尾白川で泳がせた〜い!

  • ゆた。 より:

    わんさちゃん、Kちゃん、ガッツだぜ!

    • kworca より:

      ありがとうございます!
      わんさもガッツで、今回も手術頑張ってくれましたっ
      私ももっと頑張らねばねぇ〜

 

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