近況報告
しばらく更新出来ず、心配して下さる皆さんの気を揉ませていたことでしょう。
その後のCooは、正直あまり良い状態とは言えないのですが、もの凄く頑張り続けていることは確かです。
かかりつけの病院でお願い出来る供血犬が残り1頭のみとなり、心苦しさを感じつつも周りの方々に献血のお願いをしていた矢先の19日にCooの出血が起こってしまいました。
夜にも関わらず、電話をするとNさんが華乃ちゃんという2歳のフラットの子を連れてすぐに病院に駆けつけてくれました。
Nさんは一昨年、ガンを煩った愛犬の華ちゃんを立派に虹の橋に送り届けています。
残念ながらクロスマッチ検査の結果は合わなかったのですが、温かい励ましと有意義お話しを聞くことが出来ました。
他にもやはりガンで虹の橋に旅立ったTankちゃんの弟ビーちゃんもCooを助けてくれようと病院の先生に献血を申し出てくれたり、Kさんのところのマナちゃんとそのお友達で3頭の大型犬と暮らしている方も「4頭も連れて行けば大丈夫でしょ〜う!」と言って快く輸血を承諾して頂けました。
更に病院でも、もう1頭供血犬を見つけて下さいました。
実際に輸血出来るかどうかよりも、こうしてCooのことを心配して行動を起こしてくれたり、了承して頂けるだけでもとってもとっても有り難く、どれだけ心強いことか…
本当に本当にありがとうございます!
(↓何日分もまとめて詰め込んでいるので、長い上に読みづらい文章です…汗)
19〜20日早朝にかけて夜間動物病院で輸血を受けることが出来て回復するも、週末にまたショック状態になってしまいました。
2日前に輸血を受けたばかりなので、さすがにもう輸血は受けられません。
2日前の時点で血小板の数値が正常値20〜50のところCooは0.8。もう出血を止めることが困難な状況です。
担当の先生からは「恐らく今日か明日でしょう…」と言われてしまいました。
実はこの日、Nさんから教えて頂いていた、札幌でも東洋医学を取り入れているという表参道ペットクリニックに予約を入れておりました。
私だけ行って何かしら薬だけでももらって来ようかとも思ったのですが、こんな状態のCooを置いて行くのも不安なので、とりあえずわんさを散歩させた後、一緒に連れて行くことにしました。
するとグッタリ殆ど寝たきり状態だったCooが、立ち上がって尻尾フリフリで玄関から歩いて出ました。
更に車に乗せると表情がハッキリして、嬉しそうにいつものように窓から外を眺めています。
病院に着くと結構混んでいて、再びCooの容体が悪くなっている感じだったので帰ろうかとも思ったのですが、もはや他に為す術は無いのでそのまま30分程車の中で順番を待ちました。
Cooの番が来て先生にこれまでの経過と現在の状態を話すと、先生が血管肉腫という病気について分かりやすく解説してくれました。
そして今まで診てきた同じ病気の犬4頭のうち、心臓まで転移してから来院した犬を除いて3頭は1年以上今も生存していること、中には何度も出血を起こして倒れているものの一度も輸血をせずに過ごしてきていることなどを聞いて、もしかしたらCooも乗り切ってくれるかもしれないと希望を持てました。(ちなみに一昨年動物臨床医学会年次大会で先生が発表したpdfはこちら)
先生のやり方は、漢方と薬膳による食事療法。
血管肉腫は血管の中で悪い細菌がとぐろを巻いているイメージで、熱を発して血管壁を破壊し出血を起こさせるため、身体を温める食材ではなく冷やす食材を与えるのが良いらしいです。
それを踏まえて色々処方してくれたのですが好き嫌いが激しいCooは進んでは食べようとしてくれないので(わんさなら食べてくれるんですけどねぇ…汗)何とか漢方薬と一部の薬膳をオブラートで包んで与え、とりあえず与えない方が良いとされたニンジン、レバー、生姜、ほうれん草などを使わないでKさんのお友達が安価で譲ってくれた鹿肉を入れた手作り食を食べさせたおかげで翌日は元気を取り戻せました。
しかし翌月曜の朝、早朝に異変を感じて起きるとCooがうずくまって震えていました。
今回は立つこともままならず、オシッコはおろか水も飲みに行けない状態だったので仕事を休むことにしました。
そして「もし薬膳を食べない場合は粉状のものもあるので言って下さい」と先生が言ってくれていたので、交換してもらいに病院に向かいました。
その帰り、大好きな農試公園に立ち寄りました。
歩けないCooを新調したドッグスリングで抱えてわんさとお散歩です。
意識が朦朧としている感じでしたが、やはり公園に来ると目が輝きます。
家に帰ってゆっくり休むと夜には表情がハッキリしてきました。
このまま寝たきりになったら休職も考えないと…と思っていたのですが、困っている私を励ましてくれるかのように、翌朝には自力で表までオシッコに行ってくれました。
この分なら大丈夫かも…と火曜からは仕事に出ています。
その後は、調子の良い日と悪い日が交互にある感じでしたが、木曜頃からは安定しています。
しかし急激に食欲が落ちてきていて、ご飯は一日に一度。ほんの僅かで食べるのを止めてしまい、他に進んで食べるのはオーブンで焼いたサツマイモとカボチャとササミジャーキーくらい。
サツマイモとカボチャは食べない日もあり、極度の偏食になるのもガンの特徴だそうです。
今日また表参道ペットクリニックに行って先生に相談したところ、恐らく胃腸の働きが極端に低下しているのが原因ということで、今度は液状の薬膳と杏仁を頂いてきました。
杏仁は豆乳と完熟バナナをミキサーで混ぜて与えると良いそうです。
(↓は病院に行く前に立ち寄った近所の公園での今日の様子です。)
お薬を頂いて病院を出ると、駐車場まで逆に一周しようとするCoo。
調子に乗ると…と心配ではあるのですが、そんな様子を見て調子に乗りたくなるのは私も同じ…
帰りに友達のところにお届け物や買い物にも立ち寄ったりもして無理をさせてしまい、帰るとまた口の中が白くなってしまいましたが、今はまた赤くなっていてホッとしています。
調子があまり良くない時でもCooは一緒にお散歩に行きたがります。
途中で歩けなくなってしまうのでドッグスリングを持って行って抱きかかえるのですが、その状態では僅かな距離しか歩くことが出来ない為わんさの運動不足も心配になります。
なので今日、子供用のソリを買ってきて冬用お散歩カートを作ってみたところ、おもむろにわんさがそこで寝始めました。(笑)
Cooも気に入ってくれるといいのですが…
…と、そんなこんなで頑張っております。
愛犬がガンになる…ということはとても大変な事だと思っておりました。
いざ当事者になってみると、想像していた事以外にもプレッシャーや困難があることが分かりました。
何度も凹んだり狼狽えたりして相変わらずへなちょこな私ですが、諦めて下さい…覚悟して下さい…と何度言われても、頑張っているCooの一番身近にいる私が諦めるわけにはいかないのです。
コメントを頂いてもお返事するのが難しい状況でありますが、そんなわたし達を励まし支えて下さる全ての方々に改めて心から感謝している日々です。
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写真、おけ!
愛の闘魂注入!!
そお。
諦めたくないんだから、諦めなくていいのよ!諦める必要なんてないのよっっ!
踏ん張れるだけ、踏ん張れ!
ちゃーんと生きてるんだから、諦めんな!
歯を食いしばって、笑顔でがむばるのよっ!
注入ありがと〜ございま〜すっ
ヨロヨロながらも頑張っていられてるのは、きっとそのおかげでしょう。
そうそう今日病院で、オシッコをスムーズに出す為に例の温灸を使って温めるツボを教えてもらいました。
ビワの葉温灸復活ですっ
私がもっと頑張らねばね〜
ほんと重ね重ねありがとうございます〜!
写真見れて嬉しい。
目がね、光を持ってるもん。
もっともっと、この人(桂子さんな)と
こやつ(わんさな)とここ(おうちね)で
過ごしたいんだって、強い思いがあるもん。
そして、本人、いや本犬と、彼女を囲む
周囲の人々が皆、それを信じているからさ。
もっと一緒に居るよ。
「ったく、私が居ないとダメダメだもんなぁ〜」って思って
頑張ってくれてる様子ですよ。
ほんと私とわんさは、すっかりCooに甘えてきたんでねぇ〜
こんな状態な今、もっとしっかりせねば!ですわ。
もっともっと一緒に居てもらう為にもね〜